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その後の羽化事情 [飼育日記]

こんにちは。
前回の内容の「その後」をお伝(つた)えします。じつは、羽化した成虫が捕(つか)まえられず、苦労(くろう)した結果、大変(たいへん)珍(めずら)しい事態(じたい)になりました。
マット上にゼリーを置いて食事中に捕まえる予定でしたが、数日たっても食事中の場面に遭遇(そうぐう)せず、ヤキモキしていました。数日後、羽化ラッシュになってしまい、オスの成虫ばかりが毎日1匹、2匹とマット上に出てきているのを見つけては、別の飼育容器に移していました。捕獲用(ほかくよう)に入れていたゼリーもなんとなく食べている様な、いない様なでした。
いよいよ、羽化ラッシュの終わり、毎日飼育容器を覗(のぞ)いても、出てきた様子の穴もなく、1週間が経(た)ちました。

そして、いざ、マットの掘り起こしです。マットの中にある幼虫の糞(ふん)をふるいで取り除き、成虫を再度この飼育容器に戻す作業を行っていた所、「あらっ[exclamation]何とマットまみれのメスが居(い)るではないですか[exclamation&question]
しかも、次々と卵がマットの中から出てきたのです。当然、このメスが無精卵(むせいらん)を産んだと思いましたが、捨てるのもなんだし・・・・ビンにマットと一緒に移して一時保管(いちじほかん)としました。「無精卵って幼虫に孵化(ふか)しないよなぁ~」などとつぶやきまがら・・・なぜ、無精卵と判断しつつビンに保管したか? それは、出てきた卵の中に、明らかに膨(ふく)らみかけの卵があったからなのです。
カブトムシの卵.JPG

画像がぼけていてゴメンナサイ。通常の産んだばかりの卵は、米粒状(こめつぶじょう)。細長いのです。次第にマットなどの水分を吸収しつつ、まんまるに膨らんで行きます。無精卵だとちょっと膨らんだのち、黒茶色に変色して腐(くさ)ってしまいますが、今回の卵はもっと膨らんでいたのです。
予想は的中!孵化しちゃいました。 「オイッ!このメスはいつ、結納(ゆいのう)をすませたん?」つまり、今回の私の失態(しったい)で捕獲(ほかく)できない数日間で、羽化したオスの誰かと結婚しちゃっていたのです。
こんなのは、初めてです。マット上に出てきた時には、後食(ごしょく)していなくても、生殖能力(せいしょくのうりょく)が備(そな)わっているとの事実が判明した出来事でした。
羽化したカブトムシの♂ (2).JPG

8月2日現在、10匹以上の1令幼虫が元気に育っております。
皆さんも、羽化が終わったマットはふるいにかけて糞を除去して、成虫に飼育に再利用して下さい。自分が育(そだ)ったマットですから、安心して良く卵を産みますよ。産ませ過ぎに注意して下さいね。
では次回更新まで・・・



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