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羽化したてのカブトムシは歩行が苦手? [飼育日記]

こんにちは[exclamation]どうでしょうか?順調(じゅんちょう)に羽化(うか)がはじまっていますでしょうか?
今回は、羽化した成虫(せいちゅう)の管理方法(かんりほうほう)をお話します。

まず、タイトルにあるように、羽化したての成虫はとっても元気ですが、歩くのが下手(へた)です。しかも、ブンブンと飼育容器(しいくようき)の中をすぐ飛(と)びはじめます。これは、私の想像(そうぞう)ですが、羽化したての成虫のおなかには、栄養(えいよう)の素(もと)が残(のこ)っていて、すぐに樹液(じゅえき)を吸(す)わなくても数日(すうじつ)は大丈夫(だいじょうぶ)なようです。その栄養を使って、おいしい樹液の出ている森を早く探(さが)すためにマット表面(ひょうめん)に出てくると、すぐに飛びまわるのだと考(かんがえ)えられます。

この行動(こうどう)が死(し)につながるのです。カブトムシを観察(かんさつ)していると、飛んでは、ひっくりかえるの繰(く)り返(かえ)しです。ひっくりかえった時、カブトムシのツメが何かに引っ掛(ひっか)からなければ、数時間後(すうじかんご) 力尽(ちからつ)きて→死です。
この転倒死(てんとうし)を防止(ぼうし)してくれるのが、樹脂製(じゅしせい)の植物(しょくぶつ)です。下記画像(かきがぞう)が、私の使用(しよう)しているグリーンガーランドと言う樹脂製の植物です。
樹脂製の植物.JPG


購入先(こうにゅうさき)は100円ショップです。樹脂製はとっても便利(べんり)です。よごれたら、水で洗(あら)って再利用(さいりよう)できるんです。
これを、飼育容器内に置(お)いた例(れい)が下記画像です。
飼育容器内.JPG


上の画像中の赤い矢印(やじるし)を見て下さい。基本的(きほんてき)にはケンカが起(お)きるので、多頭飼育(たとうしいく)は厳禁(げんきん)ですが、どうしてもしょうがないと言う場合は、カブトムシどうしが傷つくのを防止するために、ブルー色のホットメルトで背中(せなか)の角(胸角:きょうかく)をくるんで見ました。初めての実験(じっけん)なのですが、うまく行ってくれればいいのですが・・・。(ほとんどのカブトムシのケンカのキズは胸角によるものです)

今回はここまでです。また、次回まで・・・[手(パー)]


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としそうママ

羽化から9日が経過しましたが、成虫はまだ出てきません。

先日の観察は、蛹室に小さく開けた穴をふさぐために置いたティッシュペーパーの箱の切れはしをそっとはずして行い、また蓋をしてマットを戻したので、強制的に掘り起こしはしませんでした。

で、出てくるのをひたすら待っているのですが、天候も影響しているのか、蛹室でじっとしているようです。こちらは6月10日から雨続きで日中の最高気温も20度が続き、夜も涼しいので、成虫は「まだ出るときではない」と感じているのかもしれません。

雨天だと室内飼育でもマット上には出てこないものでしょうか?
by としそうママ (2011-06-18 12:10) 

としそうママ

続けてのコメント失礼します。

記事内に「成虫のお腹には栄養の素が残っていて数日は樹液を吸わなくても大丈夫」とあるのを読んでふと思い出したことが・・

人間の赤ちゃんも、「お弁当と水筒を持って生まれてくる」と言われていて、生後3日ほどは(その頃は母親の母乳の出もまだ良くないので)母乳をそれほど飲まなくても大丈夫と言われているのです。

哺乳類と昆虫との違いこそあれ。命ってすごいです。
by としそうママ (2011-06-18 12:14) 

ひろりん

としそうママさん、熱心な質問有難う御座います。
まず、蛹室の中で羽化が完了しているのですから、まちがいなくマットから出てきます。出てくるタイミングは蛹室の中のカブトムシだけが知っているのです。そちらの天候などで判断するならば気温がカギの様です。今後、日中の気温が25度を上回る日が2~3日あれば、マット上に出現する可能性が高まると思われます。ただ、自然界では冷夏も存在するのです。そう言った年でも、カブトムシの子孫繁栄は行われているのですから、上記判断は一つの要素であり決定事項では無いと考えなければなりません。
長々とお話ししましたが、結論として、蛹室の中で蛹化した日から起算して20日~30日後には、間違いなくマット上に出てきます。ただし、すぐに、マット中に潜ってしまう場合が多いので、出てきた事を判断する為に、マット表面は平らにならしておいて下さい。そして、潜ったと思われる所を慎重に「 指の腹 」で掘って見て下さい。きっと元気なカブトムシに出会える事ができます。注意しなければならないのは、多数飼育の場合、他の蛹室を壊さないようにする事です。
また、「お腹に栄養」の件ですが、自分で出てきたカブトムシには無いのですが、早めに掘り出してしまったカブトムシがビックリして、お尻から、非常に酸性の強い液体を放出する事が多くあります。臭いが手についたら、入浴しないと取れないほど強烈です。これが、いわゆる栄養素なのです。ゼリーを食べ始めたカブトムシの排泄物とはまったく異なります。この栄養素の消化が行われるとゼリーを食べ始める様です。これが、クワガタなどの羽化生体の販売文に書かれている後食済み(ごしょくすみ)と言う事柄なのです。後食が始まっていると言う事は、「生体が完成しており、受精機能も完成しているのだから、ブリーディングに使用出来ますよ」、と言う意味なのです。以上でご理解頂けたでしょうか?
by ひろりん (2011-06-18 13:13) 

カブちゃん

まだ3令幼虫がいるのですがえさ皿などを置いても大丈夫なのでしょうか教えてください
by カブちゃん (2013-06-02 15:38) 

ひろりん

カブちゃんさん質問ありがとうございます。
まだ3令幼虫がいるのですが・・・とは、すでに羽化した成虫の飼育容器のマット中に3令幼虫がいるのでしょうか?もし羽化した成虫がいるのであれば、至急、別の容器に成虫をうつして幼虫から隔離してください。

そうしないと、成虫がマットにもぐって幼虫を殺してしまう可能性があります。成虫にとって幼虫は、良質のたんぱく質なのです。

また、羽化している成虫がいなく、3令幼虫だけなら、マットの上には、転倒防止用の小枝や、グリーンガーランド等を置きましょう。この時期は蛹室を作っている可能性があるので、ぜったいにマットを掘ってはいけません。注意してください。以上の回答でどうでしょうか?もうすこしで、成虫と対面ですね。がんばってください。

by ひろりん (2013-06-02 21:21) 

川端  まりお

おはようございます!ぜんかいコメントさしてもらった川端まりおです!  実は‘僕も  カブトムシを羽化させることに成功しました!!!!    前回「衝撃をあたえては‘いけない」と教えてもらったおかげです!!{おす=8cmでめす=5cm}です!
by 川端  まりお (2013-06-29 11:33) 

ひろりん

川端 まりお さん、コメント有難うございます。

すごいですね!おすが8cm・めすが5cmですか~負けました・・・
長年飼育していますが、そのような巨大成虫には会った事がないです。

羽化してゼリーを食べ始めたら、交尾を始めます。おす同士のけんかも始まりますので、注意してください。場合によっては★になります。
ぜひ、今年も上手く受精させて、来年へつなげて下さいね。応援しています。
by ひろりん (2013-06-29 15:08) 

k.k

こんばんは。去年の夏から飼育し始めたのですが、羽化がはじまったのですが、死なせてしまいとてもショックで・・・。
とても参考になりました。早速グリーンガーランドを購入してきます。
現在、まだ10匹ほど1つのケースに眠っていますが、マットがダニ?だらけなってしまいました。対処方法があれば教えていただきたくコメントさせていただきました。よろしくお願い致します。
by k.k (2014-06-12 20:20) 

ひろりん

k.kさん、質問有難うございます。ダニが発生していても、幼虫はすでに蛹になっていますので、マットをいじるのはダメです。そのまま羽化まで待つしかありません。たぶん、マットのダニが大量発生している理由は、飼育容器の置いてある場所の温度が高いのではないでしょうか?涼しい場所に移動してダニの活性を下げるようにして見て下さい。大量に発生しているので気になるのでしょうが、マットにダニは必ずいます。ダニがいても、カブトムシは平気ですので神経質にならないようにしましょう。
by ひろりん (2014-06-17 19:46) 

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