カブトムシの幼虫が蛹にならない理由 [飼育日記]
いよいよ、7月に入りましたね。
もう成虫とご対面(たいめん)できましたでしょうか?・・・まだ、成虫どころか蛹にもなってくれないんですよ・・・・・なんて嘆(なげ)いている方が多いのではないでしょうか?
でも、御心配いりませんよ。幼虫→前蛹(ぜんよう)→蛹(さなぎ)→羽化(うか)→はねの硬化(こうか)→成虫とステップをふみながらマットからでてきます。
でも下記の事をやっている方の幼虫は、場合によっては途中で★になる可能性がありますよ。
① ときどき、マットを掘(ほ)り幼虫を観察(かんさつ)している。
② 日のあたる場所で飼育している。
③ 毎日、マットに水分を与(あた)えている。
④ 飼育容器(しいくようき)をコツコツと指でつついたり、衝撃(しょうげき)を与えている。
⑤ 横から蛹室(ようしつ)が見えるので、蛹が動かないと心配で容器を斜(なな)めにしたりして見ている。
上記などの事をやっていませんか?
幼虫は、蛹室を作ってから前蛹になります。つまり、ときどきでも、幼虫を掘り起こしていたら、幼虫は安心して蛹室を作れません。最近は日中30℃をこえる日がでてきていますが、直射日光(ちょくしゃにっこう)が飼育容器の側面に当たっていると、マット温度はすぐ40~50℃をこえてしまいます。つまり、直射日光下の飼育容器は幼虫の煮物(にもの)を作ろうとしているのと同じ事です。また、乾燥防止で毎日 霧吹きなどでマットを加湿(かしつ)していると、マット最下部の蛹室は水でいっぱいになり、蛹が水死(すいし)する可能性があります。この時期は、加湿より、なるべく温度が上昇しないように、涼(すず)しい日陰にそっ~と置いておいてあげて下さい。一度蛹室が出来上がると、その中はちょうどよい湿度に保たれるので、加湿はいりません。ただし、マット表面は観察してくださいね。
そして、飼育容器がコツコツや、ドンドンなどのうるさい環境下(かんきょうか)にあると、幼虫が、蛹室をつらない場合があるのです。どこの研究発表(けんきゅうはっぴょう)だったか忘れましたが、蛹になった後、蛹室の中でおしりを動かして、前後に動いて蛹室の壁をコツコツとたたいているのを観察することができます。これは、「ここに蛹室があるので、まだ蛹になっていない幼虫さん!私の蛹室を壊(こわ)さないでください」と合図(あいず)を送っているのだそうです。それを知った幼虫は他に移動(いどう)して蛹室がない場所を探すのです。ですから、飼育容器をコツコツたたいたりしていれば、いつまでたっても幼虫が落ち着いて蛹室を作れないのです。
以上が、幼虫が蛹になれない理由なのです。上記以外にもいろいろ理由がありますが、遅くとも、7月中旬までには、蛹室が完成しているはずです。きょうから、ちょっと気遣(きづかい)いしてあげてください。
見たい気持ちをグッとおさえて、成虫がマットの中から出てくるのを見守ってあげましょう。
補足
幼虫が蛹にならない=マットの中の幼虫が見えないのだから掘りだしている証拠(しょうこ)ですよ
いつマットからでてきてもいいように、昆虫ゼリー(迷ったら黒糖系ぜりー)や転倒防止(てんとうぼうし)の小枝や葉っぱなどを用意しておきましょう。
参考ですが、我家のカブトムシは、産卵の真盛り!早い卵は孵化して1令幼虫となりマットをバクバク食べています。(成虫と卵が同居しているので、2週間目くらいに卵をマットから回収して別の飼育容器に移しています。)
もう成虫とご対面(たいめん)できましたでしょうか?・・・まだ、成虫どころか蛹にもなってくれないんですよ・・・・・なんて嘆(なげ)いている方が多いのではないでしょうか?
でも、御心配いりませんよ。幼虫→前蛹(ぜんよう)→蛹(さなぎ)→羽化(うか)→はねの硬化(こうか)→成虫とステップをふみながらマットからでてきます。
でも下記の事をやっている方の幼虫は、場合によっては途中で★になる可能性がありますよ。
① ときどき、マットを掘(ほ)り幼虫を観察(かんさつ)している。
② 日のあたる場所で飼育している。
③ 毎日、マットに水分を与(あた)えている。
④ 飼育容器(しいくようき)をコツコツと指でつついたり、衝撃(しょうげき)を与えている。
⑤ 横から蛹室(ようしつ)が見えるので、蛹が動かないと心配で容器を斜(なな)めにしたりして見ている。
上記などの事をやっていませんか?
幼虫は、蛹室を作ってから前蛹になります。つまり、ときどきでも、幼虫を掘り起こしていたら、幼虫は安心して蛹室を作れません。最近は日中30℃をこえる日がでてきていますが、直射日光(ちょくしゃにっこう)が飼育容器の側面に当たっていると、マット温度はすぐ40~50℃をこえてしまいます。つまり、直射日光下の飼育容器は幼虫の煮物(にもの)を作ろうとしているのと同じ事です。また、乾燥防止で毎日 霧吹きなどでマットを加湿(かしつ)していると、マット最下部の蛹室は水でいっぱいになり、蛹が水死(すいし)する可能性があります。この時期は、加湿より、なるべく温度が上昇しないように、涼(すず)しい日陰にそっ~と置いておいてあげて下さい。一度蛹室が出来上がると、その中はちょうどよい湿度に保たれるので、加湿はいりません。ただし、マット表面は観察してくださいね。
そして、飼育容器がコツコツや、ドンドンなどのうるさい環境下(かんきょうか)にあると、幼虫が、蛹室をつらない場合があるのです。どこの研究発表(けんきゅうはっぴょう)だったか忘れましたが、蛹になった後、蛹室の中でおしりを動かして、前後に動いて蛹室の壁をコツコツとたたいているのを観察することができます。これは、「ここに蛹室があるので、まだ蛹になっていない幼虫さん!私の蛹室を壊(こわ)さないでください」と合図(あいず)を送っているのだそうです。それを知った幼虫は他に移動(いどう)して蛹室がない場所を探すのです。ですから、飼育容器をコツコツたたいたりしていれば、いつまでたっても幼虫が落ち着いて蛹室を作れないのです。
以上が、幼虫が蛹になれない理由なのです。上記以外にもいろいろ理由がありますが、遅くとも、7月中旬までには、蛹室が完成しているはずです。きょうから、ちょっと気遣(きづかい)いしてあげてください。
見たい気持ちをグッとおさえて、成虫がマットの中から出てくるのを見守ってあげましょう。
補足
幼虫が蛹にならない=マットの中の幼虫が見えないのだから掘りだしている証拠(しょうこ)ですよ
いつマットからでてきてもいいように、昆虫ゼリー(迷ったら黒糖系ぜりー)や転倒防止(てんとうぼうし)の小枝や葉っぱなどを用意しておきましょう。
参考ですが、我家のカブトムシは、産卵の真盛り!早い卵は孵化して1令幼虫となりマットをバクバク食べています。(成虫と卵が同居しているので、2週間目くらいに卵をマットから回収して別の飼育容器に移しています。)
こんばんは。
ランキングサイトからやってきました。
いつも楽しくROMさせてもらってます。
今回、物凄く参考になりました!
今度試してみます。
自分もブログやってますのでもしよろしければ相互リンクをお願いいたします。
当面はヘラクレス専門で運営しますが、
いずれはクワガタもと考えております。
サイト名
ヘラクレスを爆る
http://herahera-1.seesaa.net/
リンク済みです。
ご確認ください。良い報告をお待ちしております。
それでは失礼しました。
by はじめまして (2012-07-17 20:56)
ヘラクレスを爆るの管理人様
コメントありがとうございました。ブログ拝見いたしました。りっぱな内容にフムフムと感心してしまいました。今後ともよろしくお願いいたします。
by ひろりん (2012-07-19 15:19)
ええええ!!!!しいくようきをつつくだけでさなぎってよわっちゃうの?おかげでたすかりました!!ありがとうございました!!
by 川端 まりお (2013-06-08 12:22)
こんにちは。初めてカブトムシを飼育しています。こちらのブログとても 参考になりました。
うちのカブトムシさんは、蛹から無事に羽化まではして2日経ちますが、なかなか外に出てこないので思わずマットの上部をへらしてしまいましたが、こちらのブログを読んで、正常に成長しているんだと安心しました。マットはそっと戻しておくことにします…。
飼育箱の見易い位置で蛹になってくれたカブトムシさんに感謝しつつ、引き続き見守りたいと思います。
また参考にさせていただきます、ありがとうございました。
by きくち (2013-06-16 10:30)
きくちさん、コメント有難う御座いました。
このようなコメントを頂き、ブログを立ち上げて良かったと、再確認いたしました。
面白いもので、毎年色々な想定外が発生しています。生命の神秘であり、難しいところです。今後も、色々な障害が発生すると思います。
突破口が見つかれば、このブログを通してお伝えして行こうと思っております。今後も時々、再訪してみて下さい。きっと、お役に立てる記事に出会えると思います。
また、私のブログ以外も広く閲覧してみて下さい。私の意見や考えと違うブログに出会えるはずです。どちらの意見を採用するかは、それぞれの判断にお任せいたします。その結論はカブトムシが出してくれます。そして、当然失敗もあります。私は、失敗の後の成功が嬉しくて6年も飼い続けています。きくちさんも、頑張って累代を重ねて行って下さい。応援しております。
by ひろりん (2013-06-17 05:44)
おしえてください。
トイレットペーパーの芯に蛹は、育てていますが、土の中にもぐらした方が、いいですか。
by サチ (2013-06-27 16:45)
サチさん、ご質問有難うございます。
過去ログhttp://hirorin49.blog.so-net.ne.jp/2010-05-04で、実験していますが、後に羽化不全となっています。トイレットペーパーの芯の内径に対して蛹の大きさが大きすぎ、十分な動作で脱皮が出来なかった事が理由と思われます。よって、成功するかどうか不明ですが、蛹の体の上部が20%芯より飛び出るようにセットし、マット中に芯の深さと同じくらいに埋めたらよいかと思います。
関連ブログは、http://hirorin49.blog.so-net.ne.jp/2010-05-22
http://hirorin49.blog.so-net.ne.jp/2012-06-09 です。合わせて読んでみて下さい。
by ひろりん (2013-06-27 20:05)
二度目♪しつこくてすみません かぶとむしが、こうびをしたのですが........最近よくあバレるのですが、これはどういうことでしょうかwwwwwwwwwwwwwwwww そろそろ産卵をするからですか?教えて下さい‼
by 川端 まりお (2013-07-12 20:58)
川端さま、返事が遅くなり申し訳御座いません。
さっそくお答えします。
あばれているのはオス・メスのどちらでしょうか?
また、あばれるとは、飛ぼうとしているのですか?それともケンカしているのでしょうか?
オス・メス共通に飛び回るのは、餌さがし・交尾相手さがし・産卵などの理由からです。全てりっぱな成虫になった証拠(しょうこ)です。
ケンカもメスの奪(うば)い合い・餌場やテリトリーの主張(しゅちょう)から起こる場合が多いと思います。
よって、色々な状況があるので、これだっって回答は出せません。ただし、ケンカの場合はオス同士がケンカして体力が弱くなる可能性があるので、弱いオスは個別飼いにしてあげて下さい。強いオスを残す理由はは、こんど生まれてくる世代を強い種族にしてあげるためです。
以上の回答で御理解頂ければ幸いです。
by ひろりん (2013-07-15 08:40)